消化器内科 前期研修「2年目」

◇消化器内科研修の目的

東海大学医学部内科学系消化器内科は日本内科学会・日本消化器病学会・日本消化器内視鏡学会・日本肝臓学会認定施設であり、これまでに多くの認定医、専門医を養成し、消化器病専門医として臨床の現場において診療ならびに研修医の指導にあたっています。2年目前期研修プログラムでは、消化器病専門医と指導医によるチーム体制のもとで、消化器疾患の患者を担当し、消化器内科学に関する知識と技術の基礎を身につけることを目的とします。

◇消化器内科研修の特徴

消化器内科は対象患者が多く一般診療に役立つ一方、患者の診断治療においてきわめて専門性の高い領域であるため、各症例について診断から治療まで終始一貫して担当医として経験できる点が特筆すべき点です。これは内視鏡的外科手術 (内視鏡的止血術、内視鏡的粘膜切除術、内視鏡的粘膜下層剥離術など) やラジオ波焼灼術あるいは化学療法などを用いて患者の治療を行えることに起因しています。内科でありながら外科的要素も多く含む診療をしています。
 さらに、消化器疾患は非代償性肝硬変、重症型膵炎、胆嚢炎、劇症肝炎、炎症性腸疾患などの全身管理を要する症例が多いため、科の枠を越えた総合的な診断・治療技術を身につけることができ、前期研修を修了して様々な科へ進んだ際にも広く活用できると高い評価を受けています。
 また、上部消化管、下部消化管、肝疾患、胆膵疾患症例など種類や数も豊富なことも特筆すべき点です。消化器内科学の研修の基本は内科学ですが、その上に消化器病学・消化器内視鏡学およびその技術・肝臓学があり、最近では臨床腫瘍学・緩和医療の分野にも進出しています。このような分野の専門医を目指す研修医にも勧められます。

◇消化器内科研修プログラムの概要

プログラムグラフ

前半は「基礎練成プログラム期間」として、消化器内科に関する診断・治療の基礎知識を身につけます。同時に、指導医による簡単な腹部超音波・内視鏡トレーニングのモデルを用いて行います。肝生検や化学療法などの手技の介助を体験して診断・治療技術の基礎についても学びます。後半は「発展プログラム期間」として、内視鏡検査の手技の実践を指導医のもとで実際に行います。
2年目の研修期間における具体的な経験目標は以下のとおりです。

  1. 内科学の基本として患者の全身管理ができる。
  2. 検査の基本を理解し様々な臨床に対応できるようにする。
  3. 生理検査(腹部超音波)や内視鏡手技が行える。
  4. 胃透視や注腸ができる。
  5. 肝生検の介助や手技も行うことができる。
  6. 化学療法や緩和医療の管理ができる。
  7. 胆膵疾患の検査(内視鏡的逆行性膵胆管造影)の介助ができる。
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