■科の構成

教授/3名  准教授/2名  講師/3名  助教/9名  大学院/3名  臨床助手/3名

■出向先・関連病院

東海大学医学部付属八王子病院(教授1名、准教授2名、講師1名、助教7名、臨床助手1名)
東海大学医学部付属大磯病院(准教授1名、助教3名)、東海大学医学部付属東京病院(助教1名)
海老名総合病院(助教4名)、麻生総合病院(講師1名)、池上総合病院(准教授1名、講師1名、助教2名)
伊勢原協同病院(助教3名)、相模原協同病院(講師2名、助教3名、臨床助手1名)

■認定医/専門医、指導医の数(出向先・関連病院等も含めた合計)

日本内科学会認定医
日本内科学会専門医
日本内科学会指導医
日本循環器学会専門医
日本脈管学会専門医
17 名
  3 名
  1 名
13 名
  4 名
日本心血管インターベンション治療学会認定医
日本心血管インターベンション治療学会専門医
日本心血管インターベンション治療学会指導医
日本不整脈学会専門医
8 名
4 名
1 名
2 名

■メインスタッフ

伊苅 裕二
(いかり ゆうじ)
教授・
診療科長
日本内科学会専門医
日本循環器学会専門医
日本心血管インターベンション治療学会専門医・指導医
後藤 信哉
(ごとう しんや)
教授 日本内科学会認定医
日本循環器学会専門医
日本脈管学会専門医
吉岡 公一郎
(よしおか こういちろう)
教授 日本内科学会専門医・指導医
日本循環器学会専門医
日本不整脈学会専門医
吉町 文暢
(よしまち ふみあき)
准教授 日本内科学会専門医
日本循環器学会専門医
日本心血管インターベンション治療学会専門医
篠崎 法彦
(しのざき のりひこ)
准教授・
教室幹事
日本内科学会認定医
日本循環器学会専門医
日本心血管インターベンション治療学会専門医
神田 茂孝
(かんだ しげたか)
講師 日本内科学会認定医
日本循環器学会専門医
網野 真理
(あみの まり)
講師 日本内学会認定医
日本循環器学会専門医
中澤 学
(なかざわ がく)
講師 日本内科学会認定医
日本循環器学会専門医
日本心血管インターベンション治療学会認定医

■診療体制

診療は、病棟、外来、検査部門があり後期研修医はそれぞれの診療に参加します。

病棟チーム体制

病棟は重症患者、検査入院など最先端の医療を学ぶ場です。
病棟チームはチームリーダー(准教授 or 講師)をはじめ4-6名で1チームを構成します。不整脈チーム(Aチーム)、虚血チーム(2チーム:B1およびB2チーム)の合計3チームがあります。また上級医によるCチームが全体のバランスをみて入院の振り分けを行います。受け持ち患者数は各チーム10名〜20名前後であり、チーム内での後期研修医は自らの判断で検査や治療を計画し、非観血的な治療に関しては積極的に実施できます。また、研修医全体のサブリーダーと行動判断ができ、観血的な手技に関しては上級医の指導で積極的に参加します。不整脈チーム、虚血チームというのは、とりあえずの分類で、症例のやり取り、Discussionなど、この3チームは協力して有機的に患者さんの診療に取り組みます。
当科の経験可能症例数は非常に多く、特に重症例(心原生ショック、左主幹部心筋梗塞、経皮的心肺補助(PCPS)、劇症型心筋炎、たこつぼ心筋症、心停止蘇生後など)の管理を行います。集中治療室は病院全体で80床ありますが、東海大学は科別病棟ではないため、必要があればいくらでも循環器内科で使用可能です。循環器疾患の重症例は病棟診療機関にほぼ経験することができます。

外来診療体制

外来は教授、准教授、講師、助教と基本的には上級医が行っていますが、後期研修の後半で外来を持つことができます。また教授外来で、教授と一緒に診療することもでき、これは研修医の特権です。外来で急変した症例、外来で緊急処置が必要な症例は、その都度外来に呼ばれ緊急対応を学ぶことができます。

検査体制

循環器内科では、心エコー、経食道心エコー、トレッドミル運動負荷試験、負荷心筋シンチグラムなど非侵襲的検査を研修医が中心になって施行し、学ぶことができます。侵襲的検査、心臓カテーテル検査、冠動脈造影、電気生理学的検査は上級医とともに行いますが、熟練度が早い場合には研修医が術者となって行うこともできます。また、侵襲的治療(PCI,アブレーション、ペースメーカーなど)には積極的に参加し助手について技術を学びます。当科のカテーテル技術は日本を代表するレベルにあり、外国人医師の見学者も多く、助手に入ってその空気を共有するのは何回も教科書を読むのに勝る実践的な有用性があります。

■教育体制

診療体制で述べた病棟チームに所属し、チームの中の一員としてチーム医療を行いつつ多くのことを学んでいきます。
地域で唯一の3次救急施設であり、ドクターヘリを救命救急科が所有していることから、数多くの重症例、緊急症例を経験することができます。症例数は他の追随を許さないくらい症例は多いでしょう。病棟診療から多くの重症例の管理、循環器疾患のことを学べます。心停止蘇生後、低体温療法、左主幹部急性心筋梗塞、心源性ショック、劇症型心筋炎、経皮的心肺補助(PCPS)などごく普通に集中治療室に入院しており、一から学ぶことができます。

[週間スケジュール]

(月)〜(金)のルーチンワーク

7:45 〜 チームカンファレンス・病棟回診
8:30 〜 病棟業務・救急対応。
●虚血チーム:心臓カテーテル検査、経皮的冠動脈形成術、経皮的血管形成術
●不整脈チーム:心臓電気生理学的検査、アブレーション
16:00 〜 チームカンファレンス・病棟回診

(月)

15:30 〜 血管造影カンファレンス(心臓外科と合同)
17:00 〜 勉強会
18:00 〜 新規入院患者・症例検討会

(火)

7:00 〜 研修医勉強会
13:00 〜 心筋シンチグラム(適宜)

(水)

13:00 〜 心臓リハビリテーション(適宜)
17:00 〜 勉強会
18:00 〜 新規入院患者・症例検討会

(木)

13:00 〜 虚血チーム:内頚動脈ステント挿入術、大動脈弁拡張術、心房中隔閉鎖術

(金)

16:00 〜 経食道エコー
17:00 〜 心臓外科・循環器内科 症例検討会
18:00 〜 フットケア カンファレンス(形成外科と合同)

(土)

7:45 〜 チームカンファレンス・病棟回診
8:30 〜 病棟業務・緊急対応

達成すべき目標:応用コース

  • 1 循環器の基本的な疾患に関しての診断検査と一般治療ができる。
    ●治療方針を自身で立て、実行できる
    ●稀なケースであっても循環器疾患の生理学/病理学の理解ができる
    ・学会発表やケースレポートの作成ができる
    ●循環器作働薬を自身の判断で問題なく使用できる
    ・薬物動態や作用・副作用の理解ができる
    ・副作用が生じたときの対応ができる
    ●心臓カテーテル検査の一部が自身でできる
    ・冠動脈造影ができる
    ・PCIの方針を立てることができる
    ●電気生理学的検査・高周波カテーテル焼灼術の介助ができる
    ・電極カテーテルの操作ができる
    ●ペースメーカー移植術への参加(リード操作含む)ができる
    ●補助循環や人工呼吸器の設定が病態の変化に応じてできる

  • 2 虚血チームと不整脈チームを2ヶ月単位の選択で組み合わせたスケジュールを立てることができる。また、心臓リハビリテーションや集中治療室における管理を中心に研修プログラムを立てることもできる。

  • 3 初診外来は、希望によって教授、准教授、講師とともに経験する事ができる。

  • 4 内科学会を始め、日本循環器学会専門医の経験必要年数、日本心臓リハビリテーション学会、日本心血管インターベンション学会、日本不整脈学会などの研修期間として組み入れることができる。

■研究体制

現在の研究グループは下記3グループである。

  • 1)心血管インターベンショングループ

    *伊苅教授を中心とするグループである。橈骨動脈アプローチに特化したIKARIカテーテルを開発した伊苅教授は、橈骨アプローチの冠動脈インターベンション(PCI)の第一人者として活躍中である。臨床データをもとにした研究でも多くの論文が出版されている。新しいカテーテル治療、構造的心疾患(心房中隔欠損への閉鎖術、慢性血栓塞栓性肺高血圧など)、末梢動脈疾患(頚動脈ステント、末梢血管インターベンション)の新規治療の検討も行っている。新しい治療器具の治験など最先端の治療器具を見ることができる。

    *動物実験に基づくインターベンションデバイスの開発、検討を行っている。血管の病理学的な検討は世界でも第一人者であり、様々な新しい器具などの開発、評価を行っている。さらに、病理とイメージングに関する検討も得意としており国際学会でも若手医師が 発表している。

  • 2)不整脈グループ

    *高分解能ホルターによる突然死の検討、自律神経の関わりを調べ心筋梗塞、頸動脈治療後など多くの疾患を改めて再検討を行っ ており、多くの新しい知見を得ている。

    *動物実験に基づくインターベンションデバイスの開発、検討を行っている。血管の病理学的な検討は世界でも第一人者であり、様々な新しい器具などの開発、評価を行っている。さらに、病理とイメージングに関する検討も得意としており国際学会でも若手医師が発表している。

    *Brugada症候群はアジア人男性に多い突然死症候群であるが、その突然死ハイリスクを高分解能ホルターで予測可能であることを報告した。さらにBrugada症候群の新しい知見を得ている。

    *重粒子線による低侵襲不整脈治療の開発:重粒子線を応用して心筋梗塞における心室頻拍を抑制する研究を行っている。動物実験の段階であるが、心筋のギャップジャンクションたんぱくであるコネキシン43の発現を観察し、これは1年以上継続した。さらに研究を継続し今後は臨床応用も考慮していく。

  • 3)血栓止血研究、医工連携、臨床研究グループ

    *動脈硬化破たん部位における血小板の接着からはじまる血栓形成過程を我が国の世界最速スパコン「京」で再現する情報工学研究を行っている。スーパーコンピューターを臨床応用に向けてのプロジェクトを行い、医学者と工学者が情報共有しつつ新しい研究開発を行っている。

    *心筋梗塞は循環器、脳梗塞は脳外科と縦割り臓器別の診療が従来のものであったが、動脈硬化は全身におこるため臓器を超えた「アテローム血栓症」の概念を提唱した。その妥当性を示す国際共同研究Reach registryを行い、一流雑誌に掲載しました。
    また、新しい抗凝固薬の国際研究にも参加し、New England Journal of Medicineをはじめ複数の一流ジャーナルに論文を掲載した。
    またオックスフォード大学との共同研究も行っている。

■将来展望

今後日本において2025年以後人口減少し、医師過剰時代を迎えると予測されています。これから研修医を目指す医師の壮年期には医師過剰時代であり、患者さんの多い診療科を選ぶことも大切かもしれません。
心疾患は日本においてがんに続いて日本第二位の死亡率となる疾患です。世界ではがんよりも心疾患が第一位である国が大多数です。そしてその背景として糖尿病、高血圧、脂質異常症など多岐にわたる疾患を診療しなければなりません。がんは、多くの診療科で見る疾患であるが、心疾患は循環器内科こそが最初に患者を診る唯一の科です。患者さんの数は一つの科としては膨大であります。したがって、循環器内科を選択するのは今後の日本の状況を考えるとある意味当然かもしれません。
また、がんの診療がない唯一の診療科が循環器内科です。循環器疾患は悪くなるのも早いですが、良い診療をするとすぐに改善します。患者さんにも家族からも本当に感謝されます。患者さんにいい医療をするという理想をかなえられるのも循環器内科です。
技術的なことが好きな医師はカテーテル治療があります。画像診断が好きな医師にはCT、MRI、シンチグラム、エコーなど多くの画像診断が最先端の勢いで発達しています。非侵襲的なことが好きな先生は、高血圧、脂質異常などの管理も大切な循環器診療です。多岐にわたる幅広い領域に専門性があり、どの分野を選んでも楽しくやっていけ、重症管理から外来診療まで魅力あふれる診療科です。
東海大学循環器内科では、初期の循環器診療から、専門性の高いレベルまで、きちんと対応し教育することができます。症例が多く経験できるからという理由で一般病院での研修を希望される方もいますが、当科の症例数を持っている一般病院はないだろうと考えます。医師としての一時期は一般病院で技術を磨いたりする時期が必要と思いますが、研修医時代こそは、東海大学での経験が役にたつはずです。是非一緒に学んでいきましょう!

東海大学医学部内科学系
TEL 0463-93-1121(代)
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