私は東海大学を卒業後、初期研修を母校である東海大学医学部付属病院にて行い、呼吸器内科に入局いたしました。
学生のころより内科全般に興味があり、実際に研修医として様々な科を見ていく中でその思いは一層強くなりました。大学病院ということもありいくつもの科がその特殊性を強く押し出しているのに対し呼吸器内科は肺がんや間質性肺炎などの専門性を確立しつつも肺炎などの感染症や喘息、ＣＯＰＤといった生活の中でよくみられるようないろいろな疾患を見ることができ、幅の広さと深さを両立できることがとても魅力的であったことから入局をさせていただきました。

また大学病院は全体的に急性期疾患の取り扱いが多い世界となりますが、呼吸器内科では気胸や肺炎といった急性期の対応が必要な疾患はもちろんのこと、肺がんや気管支拡張症などの慢性疾患、またＣＯＰＤや間質性肺炎といった長期的な管理が重要となる疾患など様々な管理の仕方について学べることも特色の一つとなっています。

　呼吸器内科は先述の通り他の専門科に比較して慢性期疾患を見ることが多くなるからか当院の先生方は穏やかな雰囲気を持つ方が多く、そのため上級医にも診療上での疑問点などを質問しやすく、また診療上の提案に関しても一度聞いていただいた上で許可やあるいはどこが間違っているのかなど詳しく教えていただけるため若手でも積極的に診療行為にかかわっていける空気があるところも、当科の魅力ではないかと思います。

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臨床助手　鈴木耀二郎